アジメドジョウの場合
1. 魚体を大まかに模写する
写真やメモを参考にして、外形、目やひれの位置などを大まかにトレースする。陰影や模様の濃淡も薄く描いておく。
2. 細部を描く
細かい位置の調整を行いながら、うろこの枚数やその生物の代表的となる特徴から、詳細まで描き込む。
3. 墨入れ
下書きができたら製図ペンでなぞる。外形は太め、その他の部位は細く描く。
4. 陰影や模様の点描
1.で薄く描いた陰影や模様の濃淡を基に、製図ペンで点描する。この時、全体のバランスや強調した部位などを調整しながら描写する。
5. 出来上がり
本描きしたものをスキャンし、必要であれば縮小する。
生物の全体写真
スケッチする生物が大きくきれいに写っている写真。大きさの目安はA4用紙目一杯写る程度が望ましいです。
ひれやうろこなど、
対象とする生物の特徴がアップで撮られた写真
スケッチする生物の特徴を書き漏らさないために必要です。これと併せて正しい特徴を記したメモなどがあると、より詳細に描写できます。(例:縦・横各鱗数、鰭条軟条数、近縁種との暗色斑、尾柄高、口髭、鰭の形状などの違い等)
液浸標本
上記2つでスケッチは可能ですが、立体感や各部位の付き方などを見たいときに必要になります。写真がたくさんあれば必ずしも必須ではありません。